こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。大人女性の美容室【Rim】リム ひのおかです。
昨日は、私の学舎。
資生堂のメイクスクールの『2023 A/W コレクション最新速報セミナー』へ、いってきました。
コレクションに参加した資生堂チームがリアルな現場で調べてきたものなので、めちゃくちゃ濃い内容にです。
実際、私たちの実生活に降りてくるのは、もっとそれをマイルドにしたものではありますが
それでも影響を受けている部分は大きく、コレクションを知っておくことで、流行ったものに対しても
『なるほど…コレがこうなって降りてきたか!』と、考えるととっても面白いです。
例えば、昨年今年、成人式や結婚式で流行った『リングエクステ』は、もともとDiorがコレクションで行ったヘアスタイルですし、
最近のヘアだと『低めのシニヨン』『センター分け』『オイルやジェルでのタイトな質感』は、私たちの生活にもおなじみではないでしょうか^^
コロナ期間は無くなってしまっていたので、久しぶりの速報セミナーで私もワクワクでした。
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ズバリ! 今季の全体の傾向としては
”抑制の効いたムード”
『なんのこっちゃ?』と思われると思いますが、
パリコレなどのファッションには、時代背景や今の世界情勢が大きく反映されることが多いです。
今季は、『コロナショック』を乗り越えたと言っても、
戦争などの不安要素が大きく反映されており、
それが今季の全体のムードにつながっています。
今季、ファッションで多く見られたカラーが、白・黒・灰色のモノトーンカラー。
プラダに関しては、今ある日常の重要性を問うようなもので
『ナース服』をドレス化させたもの。
ディオールについては、会場は絢爛豪華なものの
ファッションは白黒。
シャネルも、ボルドーとピンクが混ざってはいるものの全体はモノトーンカラー。
まだ、世界情勢の不安定さが続くことから
慎み深さ、厳粛さなどが感じられるカラーでした。
(プラス、無彩色×ブラウンも多く見られ、日本人に取り入れられやすいので
来るかもしれません…)
ファッションのスタイルも原点に戻るという姿勢が強く
テーラードジャケットのスタイルが、非常に多く見られました。
ところで皆さん、『テーラー』ってそもそもご存知ですか?^^
一言で言うと、紳士服の仕立て屋さんです。
女性の方はもしかすると馴染みがないかもしれませんが、
熟練されたテーラーさんは、その人を見ればスーツの採寸を当てられるくらい目が肥えていて、
技術も、アイロンの当て方一つで、スーツに立体感をつけたり…
とにかく、服を仕立てる専門技術を持った職人さんです。
テーラードジャケット自体は、昨年も流行っていて、日本でも、私たちの生活の中にもたくさん見られたと思います。
ただ、昨年との違いとしては、メンズライクなテーラードの印象から匠の技のと言ったテーラードジャケットへ。
改めて、服作りを真摯に向き合う原点に帰するという物作りへの姿勢が感じられました。
また、この原点回帰はバレンシアガのSHOW会場も話題になっていました。
昨年までは吹雪を実際に作ったり、泥道を(戦場のような)作ったりと会場自体の演出などが強かったですが、
今季はなんとそうったものは一切なく、
『真っ白の服を見せるぞ』といった、やはり原点回帰という流れを強く感じました。
メイクについては目元の印象が強いデザインが増えてきています
①切長のアイライン
アイスピックラインと呼ばれるものでテーラードに合わせて強さを演出するデザイン。
バレンティノ・バレンシアガ・トリーバーチ・フェンディなど多くのブランドが取り入れていました。
この辺は、日本人でも真似しやすいので、アイライン少し長めがもしかしたら流行るかもしれませんね。
②囲み目メイク
オールアラウンドアイメイクと呼ばれるもので、目の周りをアイシャドウで囲んで仕上げます。
ジバンシイ・シャネルなど
一周濃く囲むまで行かなくても、下瞼のカラーデザインは増えるかもしれません
そして、眉はそろそろトレンドが変わってくるかもしれません
2020年代は平行的な太眉が流行りましたが。
今シーズンは角度が鋭角で少し長めのもの。眉も毛並みを立たせる雰囲気のもの。
眉は、時代感すごく出ます!
皆さんも、平成の30年間の間にも『昔、あんな眉毛あったなぁ〜』なんて思ったことありませんか?
メイク全体が古っぽくなってしまう部分でもあるので、注目です!!
以上、2023 ファッションウィークになります。
コレが、どうやって私たちの日常ファッションに降りてくるのか…
楽しみです^^
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